マイホームが欲しいのに頭金の用意が難しい—————————————
そろそろマイホームを…とお考えのあなたへ。
物価も上がり、生活にかかる費用もそれに合わせるように高くなった日本。
ご家族の人数が増えるにつれ、なかなか貯金にまでまわらないこともあるのではないでしょうか。
「いつまでも賃貸住宅ではなく、夢のマイホームがそろそろ欲しい」
と考え始めたものの、なかなか貯金がすすまない…
頭金となる手持ちの資金がない場合は、マイホームを諦めなければならないのでしょうか？
頭金がなくても家は買えるのか？————————————————–
結論から申し上げますと実は、頭金がゼロでも家を購入することは可能です。
（※頭金＝物件価格のうち、購入時に現金で支払う額のことで、諸費用とは別）
ただし、気を付けなければならないポイントがいくつかあります。
①住宅ローンの審査が厳しくなる
あなたが他人に多額のお金を貸すとしたら、気を付けることは何でしょうか？
「きちんと返済してくれるか」ですよね。
金融機関も同じく、貸したお金は返してもらわなければなりません。
では万が一、返済ができなくなった場合はどうするのでしょう。
金融機関は、債務者（住宅ローンを支払う人）が返済できなくなった場合は対象不動産を売却する権利があり、売却費用を残債（残りのローン）にあてます。
不動産の価値は時間とともに下がることが大半ですので、必ずしも相殺できるとは限りません。
それでは貸した側は不利になってしまいますよね。
あなたに本当にお金を貸しても大丈夫なのか、金融機関の審査は厳しくなります。
②利息の負担が増え、全体の返済額は膨らむ
頭金なしでローンを組むということは、借りる金額がMAXであるので、当然支払う利息（借入に対する対価の金額）も増えてしまいます。
金融機関によっては、頭金の割合により金利（利息の計算利率）が異なる場合があるので、各機関の条件をよく調べる必要もあります。
住宅ローンの金利が0.1％変わると、どのくらい利息は変わってくるのでしょうか。
次の条件で比較してみましょう。
【借入金額】3,000万円
【返済期間】35年
【返済方式】元利均等返済
【A】金利0.4％の場合の返済額 76,557円／月
【B】金利0.5％の場合の返済額 77,875円／月
【差額】1,318円
上記AとBで比べると、月々の差額はあまり大きくないように感じます。
では、同条件で総額にするとどのくらい影響があるのでしょうか。
【A】住宅ローン総返済額 32,153,753円
【B】住宅ローン総返済額 32,707,560円
【差額】553,807円
いかがでしょうか。
35年間蓄積された利息はこんなにも大きな金額となります。
条件によっては、その差が1,000,000円近くになることもあるのです。
やはり、金利は0.1％でも低い方が良いのは明白な結果となりました。
③支払い続けることができるか
そもそも頭金がゼロということは、これまで貯蓄をすることができなかった、ということです。
一度購入したら、やっぱり無理だから引っ越そう！と簡単に住まいを変えることができません。
想定している毎月の返済額に無理はないか、現在の収入に対して適切な金額なのか、しっかりと考える必要があります。
計画的に考え、無理のない判断をすることが重要です。
まとめ———————————————————————————
近年では、購入時の諸費用や引っ越し費用も含めて借入できる金融機関もでています。
20代～30代の6～7割の世帯が頭金ゼロあるいは1割程度でマイホームを購入しているという調査結果もあります。
だからと言って安易な考えで住宅ローンを組むのは大変危険です。
いつまでも今の収支バランスでいられるとは限りません。
毎月ぎりぎりの状態で生活していると、いつか必ず後悔する日がきてしまいます。
そうならないためにも、しっかりシミュレーションをし、計画的に不動産を購入することをおすすめいたします。
▢資金繰りが心配
▢今の収入でいくらくらいの家が買えるかな？
▢できるだけ安く、理想の家に出会いたい
このようなお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談くださいませ。
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